デスクの片付けが進まない。モノが捨てられない5つの理由+α

整頓
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会社で自分のデスクを片付けようとするとき、モノを捨てられずに困ったことはないでしょうか?

ひょっとしたら必要かもしれないと思ってしまい、わき机に収納してそのまま放置。今じゃそこまで必要じゃないのに収納スペースを奪ってしまい、本当に必要な書類が収納できないって事はないでしょうか。

今回は、なぜ、あまんまり使っていないけど捨てられないのか、その5つの理由をお伝えします。

Contents

捨てられない5つの理由

使っていないモノを捨てて、デスクの収納スペースを有効利用することのメリットは分かってる。でも出来ない。

デスクの片付けって、大切だしいろいろメリットがあるって頭では分かっているけど、なかなか思いつきが悪いですよね。何となく自分の業務ではない気がして、そもそも片付けをするきっかけを作りにくいです。

それに、いざ、意を決して整理しようと引き出しの中のモノを出してみると、いやいや後で使うかもって思ってなかなか捨てられない。そんな負のスパイラルにはまってしまいます。

では、どうして使っていないモノを捨てれないのでしょうか。

その理由は大きく5つあります。

理由1:捨てると取り返しがつかなくなるから

捨てると取り返しがつかなくなるのが怖くて、とりあえず置いておくという資料は多いです。

例えば、収集した雑誌のスクラップや過去提案を受けた商品のプレゼン資料や試供品、参加したセミナーの資料など、捨ててしまうと再度手に入れるのが困難なモノです。

かくいう私も、自社のテレビCMの制作を担当したとき、作成したCMの映像が入ったビデオテープを捨てることができず、長い間デスクの引き出しに眠っていました。次にCMを作るときの参考になると考えたからです。でも、CM制作が本業でない私に、ビデオテープをみる機会は1度も訪れませんでした。

テレビCMのビデオテープも、捨ててしまうと取り返しがつきません。捨ててしまって、後で怒られるかもしれないと思ったり、あったら良かったのにという後悔をするくらいなら、とりあえず置いておこうかなって思う気持ちは、私もよく分かります。

取り返しがつかなくなることへの恐怖は、捨てることへの大きな障壁となります。

理由2:思い入れがあるから

思い入れのあるモノも捨てにくいです。

例えば、初めてOKが出た企画書や、昔よく使っていたお気に入りの道具、社員旅行や忘年会で撮った写真など、他の人からすれば特に価値がなくても、個人的に思い入れがあるモノです。

私の知り合いに、故障して物理的に使えなくなった電卓やマウス、インクのなくなったペンなどを捨てられないばかりか、袖机の一番上にある、最も使う棚の中に入れていました。たまに使える電卓と間違えて取り出すこともあるとか。

思い入れは、理屈ではないので非常にやっかいです。

その人にとって思い入れがあるモノを、「ゴミだから捨てなさい」などと他人が強制すると、時として大きな反発を生むことがあるので注意が必要です。

理由3:人からもらったモノだから

人からもらったモノは、使わないモノであっても捨てるのをためらうことがあります。

これは、理由2で述べた思い入れが深まると考えると分かりやすいと思います。。

人からよくもらうモノの代表格は、名刺です。

名刺の再入手は割と簡単で、なくても困らないことが多いのですが、名刺は漠然とその人そのものだというイメージがあり、関係を断ち切るようで捨てられないという人は少なくありません。思い切って整理してみると、同じ人の全く同じ名刺が3、4枚出てきたという例もあるほどです。

次に、思い入れ度合いですが、これは誰から何をどんなシチュエーションでもらったかによって変わります。一度、思い入れが深まると、はじめから自分のモノだった場合よりも捨てるのが難しくなるケースが多いです。

また、軽いところでは、お中元、お歳暮、結婚式の引き出物や葬儀の香典返しも、何となく捨てられなくて、デスクの奥の方に埋没することもありますね。

人からもらったモノは捨てにくいです。

理由4:いつか使うモノだから

いつかは使うからっていう理由で、捨てられないモノは多いです。

例としては、穴開けパンチや裁断機など、日常的には使わない文房具です。ホッチキスやボールペンの替え芯、のりなどの消耗品部分の在庫なんかもそうですね。

穴開けパンチは、毎日使うよっていう方もいるでしょう。その場合は問題ないのですが、1年に数回しか使わないのに引き出しの中で鎮座している場合があります。

ホッチキスやボールペンの替え芯などは、スペースを使わないので、使用頻度が低くても問題ないと思われがちです。ところが、管理の行き届いていないデスクの中には、ダブりがあったりします。デスクの整頓(管理)が出来ていないと、すでに持っているのに新しく購入するムダも発生します。

自分のデスクに在庫を抱えるくらいなら、共用で在庫を持つ方が管理しやすいのに、安くて小さいので、持ってても別に良いじゃんってなりがちです。軽い気持ちが、ムダにモノを抱え込む理由の1つです。

業務に関係ないモノで言えば、スーパーのレジ袋や手土産でもらった紙袋などです。コンビニの余った割り箸やお手拭きもそうですね。ご家庭でよく見られる光景ですが、職場でも意外と誰かがため込んでいたりします。

理由5:使わないモノの捨て方が分からないから


使わない、もしくは使用済みだけど、捨て方が分からないのでため込んでしまうという理由もあります。

さすがに、頻繁に捨てる紙ゴミや可燃ゴミ、廃プラスチック類などは、職場にゴミ箱が用意されているでしょう。けれど、めったに捨てない金属系や電子機器類などのゴミは、ゴミ捨てのルールが共有されていないからデスクにため込むという事例があります。

例えば、使用済み電池。そんなに頻繁に出るゴミではないので、どうしていいか分からず、引き出しの中に2,3個転がっていることがあります。電池1個を捨てるのに、わざわざどうしたら良いかを総務に聞くのは、ちょっとはばかられるという人は意外と多いです。

ちなみに、ゴミの分別のルールは各自治体(市区町村)で決められています。リサイクルの意識が高い自治体だと、分別の種類が多くなる傾向があります。実際、徳島県上勝町では、34種類の分別が求められます。

また、家庭用のゴミの分別と事業系のゴミ(正確には事業系一般廃棄物)の分別が微妙に違う自治体もあり、混乱する人もいます。

ゴミの出し方が分からないから捨てられないっていうのは、出せない本人がダメなんじゃないのって言いたくなりますよね。でも、このケースはゴミ出しのルールが明確に決まっておらず、分別の習慣化がなされていない職場にありがちな理由だったりします。

番外編:特に理由がないけど捨てられない

これまで5つの理由を挙げてきました。でも、実は理由が特にないのに、デスクにモノがたまっていくというパターンが存在します。

このパターンに該当する人に「なぜ、捨てないのですか?」と質問すると、だいたい「いやまぁ、なんとなく」という答えが返ってきます。「これ全部必要だから!」と、深く考えもなく言う方もいます。

「デスクを片付けましょう」というと、「まぁそのうちやります」といった先送りか、「今のデスクの状態がベストだ!何も知らないくせにでしゃばるな」と逆ギレするパターンに分かれます。

捨てられない理由がないのにデスクにモノが溜まっていくパターンは大きく2つのパターンに分かれます。

・デスクを片付けることの優先順位が低い
・デスクを自分のプライベート空間と勘違いしている

こう書くとちゃんと理由があるじゃないかと思われるかもしれません。でも、この2つのタイプは、そもそも自分でデスクの整理・整頓をしようという意識がないところが問題なんです。捨てられないのではなく、捨てる必要性を感じていないんですね。

それぞれ解説してみましょう。

デスクを片付けることの優先順位が低いタイプ

このタイプは、一応、デスクの片付けは大切だと思っています。

ですが、その優先順位がものすごく低く、例え仕事に余裕があったとしても、今する必要のない他の業務の方を優先し、何らかの言い訳をして片付けをしません。むしろ、デスクの片付けなんかを優先してはいけないという誤った認識を持っています。

なまじデスクの片付けの必要性を知識として知ってるだけに意識を変えるのは難しいケースが多いです。

また、他の社員さんが片付けをするようになっても、自分は片付けをしないばかりか「自分はみんなよりも多く仕事を抱えている」「他の人は片付けが出来るだけの余裕がある」といった被害妄想や妬みを持たれることがあるので注意が必要です。

デスクを自分のプライベート空間と勘違いしているタイプ


会社のデスクは基本的に会社の支給品であり、社員さんが自費で購入するものではありません。ところが、デスクの活用方法や収納のルールなどは個人に任されることが多く、社内での自分の居場所のような認識を持ってしまいがちです。

このような「デスクは社内における私のプライベート空間である」という誤った認識が、人によってデスクの片付け具合にバラツキを生んでしまいます。また、自分のデスクを他人が触れることに対して極端に嫌がります。

このタイプの方は、そもそも会社からデスクの片付けを強要されること自体に嫌悪感を持っていますので、大きなトラブルに発展することもしばしばあり、注意が必要です。

まとめ:デスクの整理・整頓への道しるべ

以上、デスクの中の使わないモノを捨てられない5つの理由とプラスアルファについて書いてみました。人によっては、「分かる分かる!」と大いに共感できる部分もあれば、「全く意味が分からない」とあまり理解できない理由もあったと思います。

大切なのは、デスクが適切に整理・整頓されていることによって、デスクでの作業効率が上がることと、社員さんの社内規律(モラル)の向上が図られることです。

前半でお伝えした、モノを捨てられない5つの理由に該当する場合は、捨てられない障壁を取り除き、捨てやすい環境を整えてあげると良いでしょう。

後半にお伝えした、理由なく捨てられないタイプの方へのアプローチは、意識を根本から変えていく必要があるため、デスクの片付けを進めるメンバーには長期間にわたって改善しようという覚悟がいります。

不要なモノを捨てるための環境整備は、どんなタイプの人にも有効なので、まずそちらを整備するとともに、意識をゆっくりと変えていくようにすることをオススメします。

モノを捨てやすい環境の整備

より良い社内規律(モラル)の構築

適切なデスクの維持

この記事をご参考いただき、デスクの整理・整頓が進み、あなたの会社の業務が効率化されることを願っています。

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